一分で読む戦国 アーカイブ

週にひとつ。決断、逸話、家紋、城、香木、色。ハブに掲載を終えたカードを、ここに収めています。

これまでのカード

今週の決断

伊達政宗の小田原参陣

1590年、豊臣秀吉の小田原攻めに、政宗は諸大名より遅れて参陣した〔史実〕。 死装束をまとって秀吉の前に現れたという話は、後世に語り継がれた逸話〔伝承〕。 遅参という危機を、装いと演出を含めた政治判断で乗り切ったと語られる、政宗という人物の輪郭がもっとも際立つ場面のひとつ。

香りにするなら 張り詰めた山椒の緊張から、最後に静かで重い沈香へ。 〔香りの表現は創作です〕

今週の家紋

竹に雀

伊達家の代表的な家紋として知られる「竹に雀」〔史実〕。 竹輪の内に一対の雀が向かい合う意匠は、上杉家との縁から伝わった系譜を持つとされる〔諸説〕。 しなやかに撓み、折れない竹。その姿は、奥州で家を残しきった伊達家そのものに重なる。

香りにするなら 青竹の冷たい緑に、ほのかな米の甘み。雨上がりの竹林の空気。 〔香りの表現は創作です〕

今週の香木

沈香

沈香は、樹脂が長い年月をかけて木に沈着して生まれる香木〔史実〕。 武将たちは兜に香を焚き込め、覚悟を決めた戦場にも香りを纏ったと伝えられる〔伝承〕。 戦国香水の「伊達藤次郎政宗」も、ラストノートに深く重厚なウッド系の香りを置いている。重さは、覚悟の重さ。

香りにするなら 甘くほの暗い樹脂の底に、微かな鉄の気配。 〔香りの表現は創作です〕

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