伊達政宗の小田原参陣
1590年、豊臣秀吉の小田原攻めに、政宗は諸大名より遅れて参陣した〔史実〕。 死装束をまとって秀吉の前に現れたという話は、後世に語り継がれた逸話〔伝承〕。 遅参という危機を、装いと演出を含めた政治判断で乗り切ったと語られる、政宗という人物の輪郭がもっとも際立つ場面のひとつ。
香りにするなら 張り詰めた山椒の緊張から、最後に静かで重い沈香へ。 〔香りの表現は創作です〕
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SENGOKU MONTHLY
毎月ひと組の主従を選び、出会い、役割、信頼と緊張、そして香りへの翻訳までを、一篇の物語として編む。週にひとつの短い読み物と、次の香りの構想を綴る試作帖とともに。
Feature — 2026年7月号(創刊号)
刃と鞘の物語
伊達政宗 と 片倉小十郎
煌めく主と、それを納める静けさ。
黒と金、黒と銀。二本でひとつの物語を、香りの視点から読み直す。
Weekly
週にひとつ。決断、逸話、家紋、城、香木、色。短く読んで、香りで覚える。
1590年、豊臣秀吉の小田原攻めに、政宗は諸大名より遅れて参陣した〔史実〕。 死装束をまとって秀吉の前に現れたという話は、後世に語り継がれた逸話〔伝承〕。 遅参という危機を、装いと演出を含めた政治判断で乗り切ったと語られる、政宗という人物の輪郭がもっとも際立つ場面のひとつ。
香りにするなら 張り詰めた山椒の緊張から、最後に静かで重い沈香へ。 〔香りの表現は創作です〕
伊達家の代表的な家紋として知られる「竹に雀」〔史実〕。 竹輪の内に一対の雀が向かい合う意匠は、上杉家との縁から伝わった系譜を持つとされる〔諸説〕。 しなやかに撓み、折れない竹。その姿は、奥州で家を残しきった伊達家そのものに重なる。
香りにするなら 青竹の冷たい緑に、ほのかな米の甘み。雨上がりの竹林の空気。 〔香りの表現は創作です〕
沈香は、樹脂が長い年月をかけて木に沈着して生まれる香木〔史実〕。 武将たちは兜に香を焚き込め、覚悟を決めた戦場にも香りを纏ったと伝えられる〔伝承〕。 SENGOKUの「伊達藤次郎政宗」も、ラストノートに沈香を置いている。重さは、覚悟の重さ。
香りにするなら 甘くほの暗い樹脂の底に、微かな鉄の気配。 〔香りの表現は創作です〕
Atelier
特集に先がけて、次に香りへ翻訳したい主従の構想を書き留める、調香前の覚書。ここから次の一本が生まれます。
この試作は、Burnished Gold と Gunmetal Silver の二本として商品になりました。
二本の香りを見る乾いた檜と革の温もりに、焚火の煙。最後に、墨の静けさがひと筋残る。〔香りの表現は創作です〕
雪解け水の冷たさに白檀を重ね、最後にわずかな鉄の気配と澄んだムスク。〔香りの表現は創作です〕
構想への感想や商品化のリクエストは、お問い合わせからお寄せください。反響は次の特集と商品企画の参考にします。
Archive
「今月の主従」は、史料・公開情報をもとにAIによる編集支援を活用し、毎週・毎月更新しています。公開前に内容の確認を行っています。
日付の明確な史実は〔史実〕、語り継がれた逸話は〔伝承〕、見解の分かれる事柄は〔諸説〕、香りにまつわる表現は〔創作〕として区別して記載しています。